寄附のお願い

こもれび会館(仮称)建設のための ご寄付・ご支援のお願い

    1992年4月、天使の園(現 生野こもれび)保育園の保育士が中心となって建設したアジアハウスが
    オープン(留学生寮11室と学童保育所を併設)。「外国人がすぐそばにいて当たり前」という感覚を養い、
    良い事も悪い事もひっくるめた相互交流、理解の取り組みをしてきました。
    さらに、2006年には海風日本語学舎を開校し、留学生の受け入れをしてきました。
    一方、保育園の方では、子ども達が様々な国の踊りや歌、遊び等を体験する「世界の子ども達」
    という企画を36年間続ける等、国際理解教育に取り組んできました。

    それから30年の時を経て、時代は大きく変化しました。オープン当時は市民にとって珍しい存在
    だった留学生をはじめとした「外国人」は、今や日本になくてはならない社会の構成員となっています。
    さらに、今まで在留を拒否してきた難民についても、ロシアのウクライナ侵攻を前にして世界が強くつながり、
    相互依存関係であることを思い知らされ、再考を迫られています。

    今後、日本は様々な人々と共生していく社会を積極的に作っていくことが求められています。
    今までのような「〇〇交流会」というようなイベントではなく、地域社会に根ざし、一つ一つの課題を
    実践的に解決していく地道な努力によって得た経験が、社会の形を変えていく原動力になると思います。

    さて、私たち「社会福祉法人 水と緑の地球と 生野こもれび保育園」と「NPOアジアハウス」は、
    再び活動の統合をする必要性を感じ、その第一歩として「アジアハウス附属 海風日本語学舎」を、
    当社会福祉法人に経営移管することにしました。

    こもれび保育園では現在、在籍児の約50%が外国籍(永住権を持つ在日韓国・朝鮮人、中国人を除く)
    の子ども達です。日本語が充分話せない保護者が多く、保育士も保護者に伝えたいことを伝えることができません。

    以前より当保育園では、日本人・外国人を問わず、生活面で課題を抱える子どもが多いのが現状です。
    特に食に興味がない子が多く、給食を毎日殆ど食べないのに10時間保育を要求されたり、
    ひどい睡眠不足(深夜0時~3時まで起きている)の子や、「スマホ依存」でバーチャルと現実が混然一体と
    なっている子、「愛着障害」・「発達障害」・「虐待」が疑われる子などが数多く存在します。

    そんな中で、日本語理解が不充分のまま小学校に入学させることに、何ら危機感を持たない外国籍の保護者が
    ほとんどの現状を打開し、コミュニケーションを取る上で、保育園の役割は重大であると思っています。
    また、日本語ができないことで安定した職に就けず、経済的困難の中での子育てを余儀なくされる現実もあります。

    さらに、保育所等での情報提供にも接することなく、学校にも行かないまま放置されている未就学児の
    問題等もあり、保育所は、すでに日本社会が抱えている深刻な問題の出発点に位置していることは明らかです。

    抱えきれない多くの問題の中で、「社会福祉法人 水と緑の地球と」は「NPO アジアハウス」の協力を得て
    今後①~③の活動を実施していく事を決め、その実現に向けて全力を尽くしたいと思います。

    〈新たに実施したい事業〉

    ① 保育園の敷地に日本語学校(海風日本語学舎)を設置し、少しでも日本語力向上のチャンスを提供する。
     また、必要な時に通訳を提供し、コミュニケーションを支援すると同時に、保護者の不安をやわらげる。

    ② 同じ建物を使って夜間の保育士養成施設を設置し、今後の課題に対応できる保育士の養成を、
     低所得者層の人々が保育士資格を取得できる条件にして提供する。これにより極度の保育士不足の解消と、
     保育労働に誇りが持てる人材の育成に寄与する。

    ③ 一階部分を、これまで保育園で対応できなかった様々な課題を抱えた子どもたちが、安心して過ごせる
     「子どもの居場所」とする。経験を豊かにする活動や子ども食堂、学習支援にも取り組む。

    建物の設計案は別紙の通りです。建設費は18,000万円の見込みです。建設にあたっては、自己資金の確保が
    必要で、5000万円を目標にしています。何卒、皆様のご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げる次第です。

    この件につき、ご不明な点、ご質問、ご提案等ございましたら、下記の連絡先にメール・電話・お手紙を
    頂けましたら幸いと存じます。

    〒544-0006 大阪市生野区中川東1-5-3
    社会福祉法人 水と緑の地球と
    理事長 辻本慶子
    TEL:06-6752-9668 FAX:06-6754-3621
    メールアドレス:komorebi@cup.ocn.ne.jp
    ホームページ:http://ikuno-komorebi.com/       

    〈ご寄附の振込先〉

    郵便振替口座 00930-4-213435
    社会福祉法人 水と緑の地球と

    銀行振込  関西みらい銀行 生野中央支店(0159-117)
    (口座番号)社会福祉法人 水と緑の地球と 普通預金 0074866

    ※銀行振込も可能ですが、ご寄附頂いた方のお名前しか分からず、お礼状やご報告書等をお送りすることが
    できませんので、お手数をおかけしますが、できるだけ郵便振替にてご寄附頂きますようお願い申し上げます。

    尚、郵便局でのご寄付の場合、10万円以上のご寄付に対しては、写真付きの身分証明書の提示を
    求められますので、ご留意下さい。


    当法人へ御寄附いただいた場合、所得控除は適用可能ですが、税額控除は受けることができません。

    ただし、大阪市民税については税額控除の適用が可能です。
    指定寄附金等を支払った個人(当法人への寄附金等を支払った翌年の1月1日現在に大阪市にお住まいの方)は、
    所得税の確定申告又は個人市民税の申告を行うことで、次の計算により、個人市民税の寄附金税額控除の適用を
    受けることができます。

    ( 指定寄附金等支払額※ ―2千円 )× 8% = 寄附金税額控除額
     ※総所得金額等の30%が上限となります。

    参考:大阪市:都道府県・市区町村が条例により指定した寄附金について

 

    アジアハウス附属海風日本語学舎(官報告示校、適正校)
    大阪市生野区中川西1丁目5-7
    進学コース(4月生・7月生・10月生)定員100名

    (設置者)特定非営利活動法人アジアハウス
    〒544-0006 大阪市生野区中川東1-5-1
    TEL:06-6751-3496
    メールアドレス:asia-house@adagio.ocn.ne.jp
    ホームページ:http://asia-house.net/
    Facebook: https://www.facebook.com/asiaumikaze/


【こもれび会館】設計図案